アルバと風の世界
アルバが心配していると
「あ~こわかった。空を飛べる理論はわかっていて飛べる予想は
できていたんですが、どうも私は飛ぶのが苦手みたいです。
いや、ルシアが無事でよかった」と言う予想マシンです。

「ロボットでもこわいんだね?」アルバが言うと

「はい、予想外でした」笑う予想マシンです。

「予想マシンって、自分の意思や気持ちがあるから
きっと怖いとかも感じるのね。すごいわ」
ルシアが妙に感動しています。

「作ったばかりのころは、感情とかなかった気がするし
僕の技術でそういうところまでは不可能なはずだけど
しかし、すごいな。成長するロボットなんだね。君は」
笑っています。

「そうだ。予想マシン。過去のことはわからないのかな?
ルシアが空を飛んでいた世界のこととか」

「すみません、未来予想が得意なので・・
そういう機能はつけてもらっていませんから」予想マシンが
言います。
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