アルバと風の世界
「呼びかけてくださってありがとうございます。
私は、名前を読んでいただければラキア以外とも
話すことができます。
フォーリア長老、今までラキアを育ててくださって
深く感謝しています。

ラキアは、出発のときが近づいています。
再び、こちらへ戻ってくる可能性は極めて低いのですが
この世界での思い出は、深く心に残って
彼の言葉の力に大きな影響を及ぼすでしょう。
感謝しています」

空色の石が発する声を聞きながら
アルバもルシアも驚いた顔をしています。

あわててアルバが聞きます

「ソルー、君は、僕とルシアがいっしょに
風の世界に行くことを許してくれるのですか?」
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