アルバと風の世界
「あの家に、みんな避難しています。話はそこでしましょう」
カイアが、ラキアたちに言いました。

そうやってその家に入ると、忙しそうに働いているひとが
たくさんいます。広い部屋では、助かったけれど怪我をしている人々が
手当てを受けています。

「こちらへ」案内された部屋に入った3人と予想マシンは
そこで、空風の世界の人たちに迎えられました。

「歌詠人のラキアさまが、成長して戻られました」
カイアが、その部屋の人たちにラキアを紹介しました。

「こちらはお仲間のアルバさまとルシアさまです。そして」
予想マシンのほうを振り返ります。

「予想マシンというロボットです。3人を守っています」
そうはっきりといいました。

「ロボット?」ひとりが言うと

アルバが「僕が作った機械ですが、意思をもっています。
未来の予想ができるんです」そう言いました。
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