アルバと風の世界
16才の誕生日
夕焼けの世界では、16歳は、夕焼けスクールの10年生です。
アルバもラキアやルシアといっしょに毎日スクールに
通っていました。たいてい3人で過ごしていましたが
他の友人も少しずつ増えてきていました。
16歳の誕生日のときのことです。
本当の誕生日はわからないから、フォーリア長老が
見つけてくれた日が、僕の2歳の誕生日になっていました。
それから、14年もたったわけです。
スクールの友人たちもいっしょに
僕らは、住んでいる紫の木の館の部屋に
集まっていました。
ラキアが「アルバ誕生日おめでとう。僕が作った詩を
プレゼントで読むよ」そういって、読み始めた詩は
「16歳のアルバへ
気づけば、君がいつも側にいて
泣いてた僕を慰めてくれたね。
いっしょに、いたずらして
怒られて、走って、逃げて
笑って、踊って、歌って・・・
いっしょの時間にありがとう。
発明家のアルバへ
君の発明品で、僕は何度も助けられて
笑って、創って、壊して、遊んで、また創って
いっしょに発明の瞬間を見せてくれてありがとう。
そして、生まれてきてくれてありがとう。」
響く低い声のラキアの言葉に
僕は、すごくうれしくて、思わず泣いてしまって
ラキアに抱きついていました。
その様子をみていたみんなが
「おめでとう~」といっせいに
拍手をしてくれました。
僕は、なんて幸せものなんだ・・
そう思っていると・・・
次にルシアが「アルバ、お誕生日おめでとう。
はい、これは私からのプレゼント」
そう優しく言って、木でできた美しい
ペンケースをくれました。
あまりにうれしくて、僕は、急にうまく話せなくなって
ぶっきらぼうに「あ~ありがとう」と
言ってなぜか逃げ出してしまいました。
なんということを・・
アルバもラキアやルシアといっしょに毎日スクールに
通っていました。たいてい3人で過ごしていましたが
他の友人も少しずつ増えてきていました。
16歳の誕生日のときのことです。
本当の誕生日はわからないから、フォーリア長老が
見つけてくれた日が、僕の2歳の誕生日になっていました。
それから、14年もたったわけです。
スクールの友人たちもいっしょに
僕らは、住んでいる紫の木の館の部屋に
集まっていました。
ラキアが「アルバ誕生日おめでとう。僕が作った詩を
プレゼントで読むよ」そういって、読み始めた詩は
「16歳のアルバへ
気づけば、君がいつも側にいて
泣いてた僕を慰めてくれたね。
いっしょに、いたずらして
怒られて、走って、逃げて
笑って、踊って、歌って・・・
いっしょの時間にありがとう。
発明家のアルバへ
君の発明品で、僕は何度も助けられて
笑って、創って、壊して、遊んで、また創って
いっしょに発明の瞬間を見せてくれてありがとう。
そして、生まれてきてくれてありがとう。」
響く低い声のラキアの言葉に
僕は、すごくうれしくて、思わず泣いてしまって
ラキアに抱きついていました。
その様子をみていたみんなが
「おめでとう~」といっせいに
拍手をしてくれました。
僕は、なんて幸せものなんだ・・
そう思っていると・・・
次にルシアが「アルバ、お誕生日おめでとう。
はい、これは私からのプレゼント」
そう優しく言って、木でできた美しい
ペンケースをくれました。
あまりにうれしくて、僕は、急にうまく話せなくなって
ぶっきらぼうに「あ~ありがとう」と
言ってなぜか逃げ出してしまいました。
なんということを・・