私の声
それから五分後。
ピンポーン。
俊がきた。
取り敢えず俊を部屋にあげ、お茶を淹れて持っていった。
「で、いきなり呼び出してどうした?」
「オーディションに合格した」
俊はわけがわからないという顔をしていた。
「えっ?」
「だから、合格してたの!オーディションに」
「まじか。やったな」
満面な顔で笑ってた。
ドキッ。
まただ。
最近俊の笑顔をみるとドキドキする。
顔が熱い。
絶対顔真っ赤だ。