私の声


車で陽星君に明日のことを相談した。

「そうですか。会ってみてはどうですか?それで言いたいことを言うんです」

陽星君は、私より年下なのにしっかりしてる。

「言いたいことですか。でも言いにくいんですよね。突き放しちゃったし…」

それが問題なんだよね。

う~ん。

私がう~んと考えていると。

「突き放しちゃった、感情を隠して、言いたいことを言うんです」


隠す……。

できるかな。

でもやるしかないし…。

よし!
頑張ろう!

「ありがとう陽星君」

「お役にたてたならいいです」

私は運転手さんと陽星君にお礼を言い、家に帰った。



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