★制服男子★
「真希、ならそう言うかなぁって。あはは …。」

こんなんで通用するだろうか。

「だよなっ!ビックリしたぁ。明石だった らどうしようかと思った。」

こいつ鈍感すぎる!

助かったけどこれでいいのか?

「もうそろそろ俺、帰るわ。」
「おくってくぞ。」
「いい。俺は男だぞ。」

別れぎわに拳を向けてきた五十嵐。

コツンッてやってほしいのか?

やらねぇよ。

やるかっつーの。

背を向けて手を振る真希は俺になった気が した。

これで最後だからなぁ。

結構楽しかったけどな。
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