【短編】あの日見た夢は、今。









「じゃ、じゃあ……」

「ん?ナニ?」


あたしが考え事をしていると、不意に彼が口を開いた。
すっとあたしの元に差し出してきたのは、1枚の封筒。

 ――これはもしや……?!


「渡してくれないか?お母さんに」

「え……マジで?」






ハートがキュンキュンのあの……!?
1人で勝手に興奮していた。

いわゆる恋文――ラブレターなのである。
















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