君のために。

杏奈side

[そして日は流れ、内間親子が引っ越して来る日になった。


実は杏奈は、なにも知らされていない。]





ピピピピピピピ


目覚ましの音が鳴り響く。


杏奈「ふっ…うーん。もう朝か」


杏奈は手探りで目覚まし時計を捜し当て、スイッチを押した。


《午前6時半です、午前6時半です》


杏奈「6時半か。起きなきゃ…」
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