ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
「お前、自販機ってのはな、


ここにダミーの商品が並んでるだろ、


その商品の下にあるボタンを押せばいいんだよ、


機会に注文したって出てこないんだ」



「そうなんですか?やだあたしったら、


恥ずかしい」


「まったくしょうがねえな、


好きなの押してみ」


「遥が、微糖コーヒーのボタンを押すと、


ガラガラッと下の取出し口に落ちてきた。



その様子に、遥は驚いて、


しりもちをついてしまった。



「何遥、びっくりしすぎだよ、


かわいい奴だな、


コーヒーも微糖だし、


ブラック飲めねえのか?


まったくお子ちゃまだな」



その後自分と浜崎の分のコーヒーを買った翔矢は、


遥を連れ浜崎の下へと戻っていった。
< 104 / 293 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop