ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
「くっそー完全にミスっちまった、


最後尾か、辛いなぁ、



どこまで追い上げられるかな?」



しかしその後、


翔矢は前を行くライダーのインを刺し、


かわしていくと、


それを皮切りに1台2台と抜いていく。



その周終わりのメインストレート、


サインボードを見ると、


ポジション7、前とのタイム差1秒024と表示されていた。



「くそーっ、まだあるな?」



それでも翔矢は、


トップよりも速いペースで走っており、


次の週にはコンマ563秒まで迫っていた。

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