ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
ピットでは遥がはしゃいでいる。



「すごーい、


またトップで1コーナーに行ったわよ」



「遥ちゃん落ち着いて、


まだスタートしたばかりだから」



その頃翔矢は、


順調にマシンを走らせていたかに思えた、



ところが5周ほど走ったこの時、


サインボードによりいつもの彼が背後にせまっていることを知らされた。



「くそっ!また来たか、



いつもいつも隼人さんはしつこいな」
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