ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
その為、フリー走行暫定9位、


予選七位に沈んだ。


そして決勝前のフリー走行、


僅かにチャタリングは解消し、


全体の4番手のタイムで走ることが出来た。


そして決勝のダミーグリット上、


浜崎が翔矢に声をかける。



「良いか翔矢、


7番グリットからのスタートならまだ挽回の余地はある、


絶対に最後まであきらめるな、


出来る限り前のポジションでゴールするんだ、


だからと言って無理はしすぎるな、


無理してこけたら元も子もない、分かったな」


「はい」


「それじゃあ行って来い!」


そう言って、いつものように背中をたたくと、


チームのメンバー達はグリットを離れていく。

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