ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
降りしきる冷たい雨は一向にやむ気配はなく、


レース開催への不安を更にあおっていた。


それでもどうにかサーキットに着いた彼らだが、


いざ金曜日になってみると、


嫌な予感は当たってしまった。



ピットで天候がよくなるのを待っていた彼らの下に、


浜崎から悪い知らせが届いた。



「みんな、フリー走行キャンセルだ」



「キャンセルってどういう事?」


遥が翔矢に尋ねる。
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