ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
「そろそろ時間だ、

じゃあ遥、行ってくるからな」



そう言うと、


50㏄の小さなバイクにまたがり、


コースへ出て行くと、


浜崎と遥の二人もピットウォールに向かった。


そして浜崎がストップウォッチを片手に遥に話しかけてきた。


「遥ちゃん、こいつでタイム測ってみるかい」


「良いんですか?私なんかがやって」


「良いよ、


タイムを追及するようなきちんとした練習じゃないからね、


もちろんなるべくなら正確にはかってほしいけど、


だからと言ってそれ程きちんと正確に測らなくていいよ」


「分かりました、やってみます」


そう言うと遥は、


ストップウォッチを受け取り、


タイム計測を始めた。
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