ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
「遥ちゃん、今日の練習はこれで終わりだ、


帰るよ」


「もうですか?まだ明るいですよ」


「このサーキットの走行時間が、


翔矢の走ってるクラスはこれで終わりなんだ」



「そうなんですか、分かりました」



そこへ、翔矢がピットロードを走りコースから戻ってきた。


「いやあ、しっかしほんと暑いなあ」



バイクを降り、


スタンドをかけると、


ヘルメットを脱ぐ翔矢。



「お疲れ様あ、暑かったでしょ」



遥はタオルで一生懸命翔矢を扇いでいた。



「あぁ、ありがとな」


そこへ、浜崎が缶コーヒーを買ってきた。



「翔矢!、ほら」


コーヒーを手渡す浜崎。
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