ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
そして土曜日の予選、


この日も涼しい気候で予選は始まり、


翔矢は1分32秒195のコースレコードを叩き出し、


予選首位でこの日の予選を終えた。



翔矢がピットに戻ると、


遥が興奮しながら迎える。



「翔矢さんすごい、


予選一位で、その上コースレコードだって」



「落ち着けって、まだ予選だ、


確かに予選は大事だが、


予選でどれだけ良いタイムを出しても、


それを決勝に繋げられなきゃ意味がない、


今度は決勝でどれだけいいパフォーマンスが出来るかだ」


「そうですね、はしゃぎすぎました、


ごめんなさい」


「別に謝る必要ねえよ」
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