ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
その後も滑るタイヤをうまくコントロールしながら、
最後まで走り続け、
追いすがる後方のライダーを振り切り、
大歓声の中一位でゴールした。
一様に喜びを見せるチームのメンバー達、
しかし哲弥だけは違っていた。
表彰式の後、
哲弥は翔矢を怒鳴りつけた。
「ばか野郎、どうして指示を聞かなかった、
今回は一位でゴールで来たからよかったが、
下手すりゃ転倒してたかもしれないんだぞ、
あれほど無理はするなって言ったろ!」
「すみません、でも無理はしてないんです、
すごい調子よくて、
下手にペース落としたら、
リズム崩してかえってコケそうで」
最後まで走り続け、
追いすがる後方のライダーを振り切り、
大歓声の中一位でゴールした。
一様に喜びを見せるチームのメンバー達、
しかし哲弥だけは違っていた。
表彰式の後、
哲弥は翔矢を怒鳴りつけた。
「ばか野郎、どうして指示を聞かなかった、
今回は一位でゴールで来たからよかったが、
下手すりゃ転倒してたかもしれないんだぞ、
あれほど無理はするなって言ったろ!」
「すみません、でも無理はしてないんです、
すごい調子よくて、
下手にペース落としたら、
リズム崩してかえってコケそうで」