ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
「それで揉めてたんですか?」


「遥、何とかなんねえか?


今からスポンサー企業を探すには時間がないんだ、


だったら一社当たりのスポンサー料を増やしてもらうしかないんだよ」


「一応おじい様に聞いてみますけど、


あまり期待しないでください」


「そうだ遥ちゃん、


その事も含めて、


今度ちゃんとごあいさつしたいから、


お父さんや、おじいさんのご都合聞いといてくれるかな?」


「分かりました、今度聞いておきます」


「申し訳ないが、なるべく早くお願いしたいんだ、


ただ二週間後の木曜日から月曜日までは、


レースがあるから無理だが、


それ以外ならこっちで何とか都合付ける」


「はい」
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