ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
その後二人は、


最終戦に出場するため、


三重県のサーキットにいた。



そしてこの日は予選の日、


天候曇り、路面コンディションドライ、


翔矢はチャンピオン目前とあって張り切っていた。


この日は予選とはいえ、


最終戦とあって沢山の観客が押し寄せていた。



まず翔矢が、2分13秒台前半を叩き出し、


上々の滑り出し。


その後隼人が12秒台後半を出したが、


すぐに翔矢が12秒台前半を出してタイムを塗り替えた。


その後再び隼人が11秒台後半を出すと、


スタンドから大きな歓声が上がった。


その後翔矢がコントロールラインを駆け抜けると、


今度はスタンド全体から大きなどよめきが起こった、


なんと11秒台中盤のタイムを叩き出し、


コースレコードを塗り替えてしまったのだ。
< 289 / 293 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop