ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
「さすがに土曜日だな、


スゲー混んでらぁ、



でもまだ日曜日よりはましかな?」



浜崎は名前と人数を書くと、



椅子に座り待つことにした。



他のメンバーも椅子に座り自分たちの順番を待つ、


しかし遥だけは違った。



「みんなどうしてこんな所に座ってるの?


ウエイターさんがテーブルまで案内してくれるんじゃないの?」



「遥ちゃん、良いんだよここで、


ファミレスってところは、


遥ちゃんがよくいく高級なレストランと違って、



格安で飯が食える所なんだ、


だからすごく混んでるんだよ、


土曜日や日曜日ともなれば余計にね、


だから席が空いてないと


こうやって空くまで順番を待っていなきゃいけないんだよ」



「そうなんですか、じゃあ私も待ちます」



そうして暫く席が空くのを待っていると、


店員の呼ぶ声がした。
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