ウイニングラン~夢をこの手につかめ~
翌朝遥が目を覚まし、


リビングに向かうと、



ソファには父親の栄一が座っていた。



「ずいぶん遅い目覚めだな」



「おはようございます」



「おはようって時間でもないだろ、


今日は遥がなかなか起きないから、


パパたちはもう朝食を食べてしまったぞ」



「ごめんなさい」



「聞いたぞ、男の為にレーシングチームのスポンサーになってほしいんだって?


どうせその男に頼まれたんだろ!」



「そんなんじゃないわ、


あたしが勝手に頼んだ事よ、


それに男なんて言い方しないで、



ただの友達なんだから」
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