偽りのパズル
「え、桜…やなぃんか?」
心底驚いた顔で私に問うのゎ、達也。
「そぉよ。」
ここで、桜だと言い張っても面倒なだけ。
「お前……誰だ?」
ようやく口を開いたね、総長さん。
だけどね、
「秘密。」
自ら正体をばらす必要もなぃでしょう?
まぁ、名前がばれたところで、私の"力"がばれるわけぢゃないけど。
なんとなく。
なんとなく面白そうだから隠してみる。
「ぢゃあね。」
私ゎ軽く右手をあげ、陽達に背を向け歩きだす。