私と彼の物語
あれは、今から5年前。
私が中学校に入りたての頃
私が耳が聞こえないこと、話せないことを知らない人たちが、私の周りに集まる
いろんな人が次々いろんなことを言うから、理解できるはずもなく
適当に笑って見せた。
周りの子は、不思議そうな顔をして顔を見合わせている
私は、いつも持ち歩いているメモ帳をだし、自分は耳が聞こえないこと。
だから、話ができないということを皆に伝えた
すると、何人か苦笑いを浮かべ、周りの様子をうかがうように、また顔を見合わせる