私と彼の物語
あ~あ、面倒くさいな。
面倒くさいというのは、この不良品な私の耳
聞こえてたら、どんなんなんだろう
もっと、コミュニケーションが上手くなってワイワイできるのかな?
先生らしき人が入ってきて、私の前から、みんなはいなくなった
きっと、適当であったであろうHRは、あっという間に終わった
先生が廊下を指さすと、みんな立ち上がり廊下への移動を始める
私も流れに乗って立ち上がり、廊下へ並ぶ。
きっと、初めだから自由なのであろう
身長順でも名簿順でもなさそうだ
私は、最後尾にポツンと立つと、あとはみんなの行動を真似して動いた