私と彼の物語
過去
入学して、もう1年が過ぎようとしている
おまたせ。
現れたのは、もちろん要くん。
家が結構近所だということで、最近一緒に登下校するようになった私たち
私たちを見て、周りの人たちがこちらに向かってなにか言っている
それにたぶん適当に返事している要くん
みんな、なんて?
私は要くんのシャツの裾を引き、そう聞いた
でも要くんは最近ずっと苦笑いで
特に、なんでもないことだよ。
としか、言ってくれなくなっていた