*君の全てを愛してる*
夕焼けに染まる帰り道を無言で歩く俺達。




「高森・・・」



「ん?」



「ありがと」

「本当は俺ちょっと不安だった」

「だから高森がいてくれてよかった」



「私も、春瀬君はいてよかった」

「好きだよ・・・春瀬君・・・」




そう言って俺の腕に高森の腕が絡らんできた。







「うん、俺も・・・」









それからまた俺達は無言で帰った。










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