*君の全てを愛してる*
Side明日翔


春瀬君に挨拶をして私は颯爽と教室に入って行った。


「明日翔っ」


すると、後ろから
声をかけて来たのは、

同じクラスで転校してから
初めて出来た友達の
"前原 梨乃ちゃん"


いつも優しくて明るい女の子。


私は毎日を梨乃ちゃんと過ごす事が多くなっていた。




「ん、何?梨乃ちゃん」


「あんた今、春瀬と話してなかった?」


「え、うん」
「挨拶くらいはしたよ?」



すると梨乃ちゃんは顔を真っ青にして言った。










「あの人は止めときな・・・!」





私は驚きの表情を隠せない。





「梨乃ちゃん・・・?」







梨乃ちゃんは私の腕をぎゅっと握る。









「あの人は、人殺しだから・・・」









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