*君の全てを愛してる*
「高森・・・?」



春瀬君が私の異変に気付いてくれる。


「おい、大丈夫か?」



横で私を気遣ってくれる春瀬君を他所に、

私の脳裏で昔の記憶がフラッシュバックする。




─ゾクッ─


途端、私は何かしらの恐怖に怯える。




「───・・・ッ」




ヤダ、お兄ちゃん・・・っ助けて・・・!?









「明日翔───・・・っ!!」











そう名前を呼んだのは



お兄ちゃんじゃなくて、
春瀬君──・・・。







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