【完】幼なじみの、お嫁さん!!
◇Chapter 11◇
どうして
『お待たせーっ!』
ようやく笹音が戻ってきた。
『お待たせ穂波ー』
「う、うん。お帰り…」
今の今まで陸斗と
あんな話をしていたものだから
笹音がいなくなる前
どんなテンションで話していたか
忘れてしまって
私も陸斗もどこか
暗いテンションに
なってしまう。
…というか
陸斗が彼女に
未練があるって分かって
私は1人で
落ち込んでしまっていた。