【完】幼なじみの、お嫁さん!!

『…陸斗、久しぶり』


沈黙を破ったのは
穂波だった。


「お…おぉ、久しぶり」


自分でも不思議なくらいに
言葉がスムーズに出てこない。


穂波は目の前にいる俺が
いつもと違う様子だって

気付いたり
すんのかな…?


できれば気付かないでほしい。
今の俺、すげーカッコ悪い。



思わず

告白しようなんて思って
飛び出して来たけど


こんなんで大丈夫かよ?俺…


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