【完】プリンセス


暫くして私が落ち着いたのも、わかったんだろう。


「今日は、生徒会ないし帰っていいよ?
……川合、迎えに来るかな?」

「どーだろ……?
もしもの時は、美鶴と帰るから心配しないで?」


その言葉を聞いて、苦笑いをした壱。


「俺が送るってのを言わしてもくれないしー」

「壱には沙耶ちゃんが居るでしょーが!」

「ばっ……沙耶は関係ないしっ」


ぷ……赤くなってるけど~?


壱が噛んで焦ってる姿って普段見ないから笑える。
頭をガシガシ掻きながら焦る姿が可愛い。

こんな顔……初めて見たかも?

沙耶ちゃんと……上手くいってるんだ、良かった。





そう思った時、噂の沙耶ちゃん登場した。




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