【完】プリンセス

苦笑いした俺に、笑い返す。


しかし、扉が開いた途端、笑顔で答える心菜。



さすが……!

俺が心の中で呟いたセリフ。



絶対、顔に出さず終始笑顔で無事終わった披露宴。


友達との二次会も別の日にセッティングして。

心菜の両親は、参列してくれた方と出かけ。





俺達はと言うと……。


速攻で着替え、ホテルの前で待つ親父の運転する車に飛び乗った。





向かった先は役所。

勿論、婚姻届を出す為だ。


向かう車の中で、疲れを隠せない俺達は、手を繋いだまま外の変わる景色を眺めてた。


外で光るネオンは心菜の顔に綺麗に反射してた。

< 376 / 392 >

この作品をシェア

pagetop