【完】プリンセス
「あのー、書き直し考えてくれました?」
凄く低姿勢な私。
このクラス、さっき来た時も一番怒ってたからなぁ。
さっき怒ってた女子生徒が、怪訝そうな顔で私を見た。
「だーかーらー、生徒会が何とかしてよ。
もう、私のクラスは変えれないの!
ミスったの生徒会らしいじゃん。
それなのに、今更こっちに責任擦り付けないでくんない?」
……そうなんだけどね?
そんな偉そうに言わなくても良くない?
「でも、元々の案も無理があったと思うし。
こんなので通った事、今まで1回もないよ?
他に予備の案とかあるよね?普通……」
「はぁ?予備とかないし。
てか、生徒会の力で通しなさいよ。
私達、無理って言われてもこれするから」
……ムカツク。
こんな案、無理に決まってるじゃないのよっ!
普通に考えてもわかるっつーの!
キレてしまいそうですけど;?
キレてしまう……。
耐えろ……私。
ミスしたのは、私。
耐えろ……。
ずっと文句を言い続ける女子生徒に、そろそろ我慢の限界に近づいたその時。