短い時の中で
少し落ち着きを取り戻し、教室を見渡すとウチのクラスの前には人だかりが出来てた。



そしてその中からは色んな声がとびかっていた。

「雄の女だって！あのこ？？」

「雄のお気に入りだとよ」

こんな感じのは男子達。誰がこんなヤツの女だよ！！てか由樹のいってた噂ってこの事か




でもこんなのより酷いのは女子達。女子は教室の中まではいってきてて、雄にべったり。


「雄ぅ――教室戻ろうよぉ―何でこんな女の所に来たのぉ？」


こんな事いってる。


『こんな女』よばわりだよ・・・。ありえないし。
さっさとそいつ連れ帰って、私にもう関わらないでほしい。



「俺、コイツ以外相手にしないことにしたから。」
そんな願いも虚しく、雄に腕をひっぱられ雄の方に傾いて




キス―――――――――――――！？



「だからごめんね。」
雄は女子達にむかって笑顔でいった。



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