短い時の中で
「どうした?もしかして俺の選んだ服気にいらねェとか言うんじゃねェだろうな」



立ち止まってた私に雄は眉間に皺を寄せて聞いてきた。



「ううん。そうじゃなくて」


「・・・じゃあなんだよ」



「・・・・・こんな可愛い服私には似合わなくない?」

恐る恐る聞いてみた私。

もし、『似合わねェ』とか言われたらどうしよう・・・。



「似合わねェわけねェだろうが。俺が選んだんだから!」


驚いて顔を上げた私の目に映ったのは真っ赤になった雄の顔だった



「そんな事心配してんじゃんねェよ」

そう言い私の頭をぽんとした雄に私はドキっとした。


そんな顔不意打ちだよ・・・
ドキっとかしちゃうじゃん・・・・
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