短い時の中で
一時間目からさぼろうと思って屋上に来て見ました!
扉を開けると誰か人の姿が見えた。でもあっちを向いてるから顔は見えない。
もしかして?な―んて思いながら取り合えず顔を見るために近くに行ってみることに。
近づくにつれて確信に変わる願いのような淡い期待。
「茅沙妬。」
下を向いていた彼は私に気付いて顔をあげた。
「新・・・・」
「お前はいっつもこういう時に現れるよな。」
新は悲しそうに笑った。
こういう時って?何かあったの?
「新・・・どうしたの?話して?」
無意識のうちに私は新に尋ねていた。