短い時の中で

黒くて、泣いてるようで、光なんて何処にもない・・・



追いかけ来ないのは当たり前。

私が突き放したわけだし、好きな人をほおってまでどうでもいい奴を追いかける人なんて何処に居る??


雨足が速くなっていくなかで濡れるなんてこと少しも思わない。


そんな事考える余裕なんてない。


雨がこのまま強くなってこの気持ちごと洗い流してくれればいいのに・・・


こんな辛い思いをするぐらいなら彼に恋なんてしなければよかった。




「茅沙妬っ!!」


遠くから聞こえる声


誰・・・・??

私を呼ぶのは・・・・

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