短い時の中で




私は、アイツの少し後ろを歩く。


だって何かアイツの隣って歩きにくいんだもん。



「はぁ-。そんなに後ろ歩いたら、送ってる意味ねぇじゃん。」
アイツはそういうと後ろを振り返った。


「なっ////あんたが歩くの早いだけじゃん!!」
私がそういうと、アイツはにっと笑い、近付いて来た。





「何赤くなってンの??
あ!!俺の事今度から『雄』って呼べよな!!呼ばなかったら罰ゲ-ムな。」



急に振り向くなよ!!不意打ちじゃん。そりゃあ、赤くなると思いません??



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