こうして僕らは、夢を見る







大きく振りかぶった腕の感覚。
シューズから手を離す瞬間。
手から擦り抜ける感触。
青への終止符。
終わりと始まり。





今でも橙色の空に舞うシューズが目に鮮明に焼き付いて離れない。





バシャッ―――――――――――――――――――――――――――――――――川のせせらぎとは異なる音が響いた黄昏。






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