世界をあげる


俺が風呂から出て部屋に戻ると、澪さんの部屋の戸が開いていた。

「…澪さん、落ち着きました?」

澪さんはいつもの笑顔に戻っていた。

「ごめんね。みっともないとこ見せて。」

「いや…」

「ちょっと話す?」

「はい。」

澪さんのそばに腰を下ろした。

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