世界をあげる

「じいちゃん、今日も本持ってきたよ。」

「おう、ありがとうなー。」

勝村さんは涼くんの頭を撫でる。

病室のドアが開いた。

「おじいちゃ…あら、涼来てたの。」

「うん。」

涼くんのお母さんだ。

「泉くんと花ちゃんも来てくれたのね。ありがとう。」

「いえ。」

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