世界をあげる

しばらく5人で談笑した。

勝村さんはにこにこしていて元気そうだったから安心。

だけど病人だし、長居するのも良くない。

「あ、そろそろ俺ら帰りますね。」

「そうか。また来てな。」

「はやくよくなってねー。」

手を振る花ちゃん。

「私もご飯作らないと行けないから帰るわね。おじいちゃん、また明日来るから。」

涼くんのお母さんも立ち上がる。

「おうおう、ありがとう。」

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