世界をあげる

「泉!」

制服の宏樹くんと豪くんが走ってきた。

「こら、静かにしなさい。」

「大変なんよ!涼がおらん!」

「え、」

周りの大人たちもびっくりしている。

時計を見ると、あと10分で始まる。

涼くんのお父さんとお母さんも慌てていた。

「トイレとかは?」

「この家のどこにもおらんのよ!」

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