世界をあげる

「瑠璃ちゃん、何しおん?」

「暇だから買い物行こうと思ったんだけど、ほんとここ何もないわね。」

瑠璃がため息をつく。

「何を買うつもりだったの?」

「服。」

「服はねー、隣町のスーパー行かんとないねー。」

「スーパー!?あんたらスーパーで服買ってるの!?」

「んー、お出かけしたときとかに服は買うけど、この服はスーパーやね。」

優奈はお花のワンピースをひらひら見せる。

「スーパーとかありえないんだけど。私ブランドの服しか着ないし。」

「ぶらんど?」

首を傾げる2人。

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