世界をあげる

「話にならないわ。カフェとかってこの辺あるの?」

「かふぇ?ないねー。」

「…カフェもないの?ここの住民はどうやって時間潰してるのよ。」

「これから駄菓子屋行くんよ。」

「…はあ。駄菓子屋ねえ。」

「かき氷食べるんやけど、一緒に行かん?」

「行かない。帰る。」

瑠璃は踵を返した。

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