世界をあげる

『はいもしもし。』

「もしもし?りーちゃん?」

『おー、花か。どしたん?』

「りーちゃん、あのね、今から私東京行くから。」

『へ?』

「るりちゃんも一緒に。」

『花?どういうこと?花は今徹平んちやないん?』

「ううん。今駅にいるから、これからバスに乗って、るりちゃんと東京いってくる。」

『え、』

「るりちゃんのママにも伝えてね。」

『ちょお待ちい。花?』

「ん?…あ、」

瑠璃は花から電話を取り上げて電源を切った。

「行くわよ。」

バスに乗った2人。

花は楽しむ気満々だった。

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