世界をあげる
バスの中でしばらく話をしていたが、2人とも寝てしまった。
「お嬢ちゃんたち、着いたよ。」
「…んう…?」
目を開けると運転手が目の前にいて、外は明るくなっていた。
「るりちゃん!東京ついたよ!」
「そうね。さっさと降りるわよ。」
瑠璃は髪をときながら花を外に引っ張った。
「うわあ!広い!いっぱいお店ある!」
「ちょっと、田舎者みたいだからあまりキョロキョロしないでよ。」
「でも私田舎者だし。」