世界をあげる


バスの中でしばらく話をしていたが、2人とも寝てしまった。

「お嬢ちゃんたち、着いたよ。」

「…んう…?」

目を開けると運転手が目の前にいて、外は明るくなっていた。

「るりちゃん!東京ついたよ!」

「そうね。さっさと降りるわよ。」

瑠璃は髪をときながら花を外に引っ張った。

「うわあ!広い!いっぱいお店ある!」

「ちょっと、田舎者みたいだからあまりキョロキョロしないでよ。」

「でも私田舎者だし。」

< 242 / 403 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop