世界をあげる
「花、泉くん、お小遣いあげるから売店でお菓子でも買ってきなさい。」
梅さんは財布から2000円を取り出す。
「え、」
「いいの!?やったあ!」
「いや、申し訳ないんで俺は…」
「いつも花と仲良くしてくれてるんでしょ?ちょっとしかないけどそのお礼よ。受け取って。」
利一さんを見ると笑って頷いていた。
「…ありがとうございます。」
「どういたしまして。」
「行こう!」
花ちゃんに引っ張られて病室を出た。