世界をあげる

「でも、もう年だから仕方ないのよ。それよりも…」

「何?」

「花と碧のこと。」

碧は花の母親だ。

「利一さんにお願いがあるの。」

「ん。」

「花を養子にしていただけませんか。」

「…は?」

利一は唖然とした。

< 297 / 403 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop